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コイン集めが趣味の方でも、興味のある分野はさまざまで異なります。 私はと言うと、明治初期の彫金技術とその芸術性に特に興味をおぼえます。 その匠の世界を画像で紹介したいと思います。 |
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明治旭日銀貨で一番製造の難しいのは、間違いなく貨面の小さな5銭だと思います。 明治3年銘は20銭でさえ稚拙なつくりですが、明治4年になるとかなり改良され、 この旭日竜5銭明治4年などは、ほんとに良く出来ているなと、つくづく思います。 ◇大きさ比較 指の大きさとカッターナイフの大きさを比べると、当時の彫刻技術は まさに匠の世界です。 ![]() ◇貨面拡大 左のピンク色がカッターナイフの刃です。 ![]() 刻印を作る際は、カッターナイフより一回り小さな刃物が必要そうですね。 丸で囲った部位は特に精巧な部位だと感じられます。 銭の下の馬の歯の崩れは、量産で数十万作る中においては仕方ないかな?と思います。 ただ、殆どのこの年号の品は「左目のあたり」が欠落しています。 なんともならない鬼門の部位なのでしょうか? 明治6年になっても、各貨幣で欠落部位は何故か特定されますよね。 50銭は「年」、20銭は「日」、5銭は「年」・・・ この5銭では、「左目」とこの裏面の「旭の9時方向の陽光」になるのでしょうか? ◇光の角度による見え方 補刻跡がどうなっているのか見るために、光の角度を90度づつ変えて撮影してみました。 写真の常に上方から光をあて、コインを90度ずつ回してみました。 紫矢印が欠落、黄色が補刻跡をあらわします。
殆どの文字で欠落と補修のあとが見られますね。職人泣かせのコインだったことが分かります。 |
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◇抜け勾配 現行の1円玉(左)と500円玉(右)を顕微鏡で見ると、抜け勾配が見えます。 抜け勾配とは、金型形状を製品形状に転写する際に、金型からはがれやすくするために つけられたナナメ形状のことです。これが無いと離型できなくなります。
![]() 1円玉;ピンク色の線の間がナナメになっています。 500円玉:ピンク色の線の間がナナメに、また矢印部がかまぼこ状の抜け勾配になっています。 ◇旭日竜5銭明治3年と4年の比較 左が3年、右が4年です。
![]() 左下にものさしをのせましたので、如何に微細な細工かがわかります。
![]() 「旭日の輪」には明確な抜け勾配はありませんが、「旭」はかまぼこ状抜け勾配になっています。
![]() 型がへたって、抜け勾配が自然にできたような感じがしますね。
![]() 3年に比べ4年の製造技術が上がった原因は、抜け勾配をつける量を変えるというような 改善をしたわけではないようですね。 |
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